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2013.8.15トピックス(藤原さん寄稿)

2013年08月16日

8月15日のトピックス(TA研究部会 運営委員長 藤原さん寄稿)

オープニングセレモニー(開会式)

会場の大阪国際会議場大ホールでは、福島県川俣町の山木屋太鼓のドドーンという音が力強く響きわたり「2013 ITAA in Osaka」が開会しました。

       

 ITAA会長のジョン・ヒースさん                 福島県川俣町の゜山木屋太鼓」の皆さん           

 ITAA会長のジョン・ヒースさんからの開会の言葉を皮切りに、杉田峰康大会長、繁田千恵主催者委員長、島田凉子日本交流分析学会第38回学術大会会長の御挨拶が続きました。

いずれも「大きな震災の後、復興期にある日本でこういう国際大会が開かれるようになったのは大変喜ばしい。励みになる」という趣旨のお話しがありました。

 【大会初日参加者の感想】

大会終了後、1202号室に集まった方々が感想を分かち合いました。

 ◎ヴァン・ジョインズさん(自我状態の構造と分裂した精神) に出席

 

 Aさん;自然な共生関係は新鮮。共生はネガティブなイメージだったが、健全な親の関わりで良いものにもなると認知が変わった。転移も親の顔を相手に貼りつけているんだと分かった。 白井幸子先生とのコンビが良かった。

 Bさん;後半の実習(再養育)は一人の手を上げた人に焦点を当てたが、同時に参加者にも考える時間を与えていただき、深く考えらえて良合った。 感動した

 Cさん;決断するのはAだと思ったが、Cで決断する点もあるというのはなるほど。脳神経科学をかなり取り入れている。

◎内田昌宏さん(ひきこもり状態からの自己回復)

Dさん;内田さんご自身の体験から説明。グループ皆で実習した。10数人で深くかかわれ非常に良かった。

◎浅井千穂さん石山陽圓さん(ベダゴジーからアドラゴジーへ;教育における新たな出発)

Eさん;故立川談志さんの生き方を探る。実は教育熱心で暖かい人。 弟子志願は断らずに受け入れる。 I am OK、You are OKの人で、感情的に怒る起こる事はない。難題を与えてはどう機転を利かすか見る。弟子に本を書かせるなど教育熱心なのがわかった。 

◎カーティス・スティール、ナンシー・スティールさん(再決断+++)

 Fさん;1から10のレベルで自分の身体をタッピングする。自分の身体をなでる、これは自分を愛すると言う事。4つのプロセスでワークを実施。 首の力が抜けた。スピリチュアルな感じ。クライアントが悩みや身体症状など言葉が出ない時に有効だと思った。

◎マルコ・マセッティ(TAにおけるスーパービジョン)

 Gさん;スーパーバイズに必要な7つの要素の紹介。

特に並行プロセスは転移、逆転移を扱う。ご自身の経験で、自分 に起きる感情に罪悪感をもたたなくなったことを具体的に説明。そのために①自分にどんな感情が起きているか②なぜ起きたか③スーパーバイジーは無意識的になぜ私にその感情を起こさせるのか を考えるとAが強化される、と聞き納得。

◎加藤史子さん(TAとパペットの融合)

Hさん;パペットを使った気持ちの表現や問題解決の実習中心。10数人の参加者は「どうしても聞きたい、現場で使いたい」という熱心方々。中国からも3人参加。「中国の子供、若者はACが高いので、FCを高めるのに使いたい。就職やリラクセ―ションに使いたい」と好評。 

◎キャシー・ラバティーさん(孤独と所属、パワーと傷つきやすさの間のムーブメント)

Iさん;ワークが多く面白かった。20数人参加、自己紹介から深く入って行った。外国人が多かった。内面を出せない人が多かった。孤独で傷つきやすく、引きこもり気味。

自分の孤独な感情に胸を当てる、そして解放された感じを味わう。皆さん、「来てよかった」「解放された」という感想が多かった。

◎その他

・須藤康宏さん、高橋典子さん、ヤーインチェンさん(共に前へ―困難における私、そしてTA)  ・日本交流分析学会、国際TA協会 ポスターセッション

・生方弥生さん、与座功子さん、依田真由美さん(TAハッピーカードの紹介と事例発表」

・アン・ヒースコックさん(悲しみの波)

・金子周平さん(ロールレタリング;交流分析に用いられる日本の技法)

などの発表がありました。

******藤原さん寄稿ありがとうございました。8月16日も楽しみです。*****

 

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