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2013.8.17トピックス(藤原さん寄稿)

2013年08月20日

8月17日(大会3日目)のトピックス(TA研究部会 運営委員長 藤原さん寄稿)

大会3日目全体会

グールディング賞はラリーさん。オーストラリアで活躍されている方です。次に来年8月6日から9日、サンフランシスコで行われるITAA国際大会についてヴァンジョインズさんから紹介がありました。海に面した非常に美しい場所で行われます。

 

続いて基調講演はイラーナ・レイ氏。テーマは「桑の木の周りを回りましょうー新生の神話―幻影、絶望、そして希望」。まずは震災で亡くなられた方々への黙とうから始まりました。

次にアニメのライオンキング。過去に目を向ける事、あおれが次につながる事を学びます。南アアフリカで大変な目にあった方々へのまなざしも暖かかったです。

【大会3日目参加者の感想】

◎キャロル・ソロモンさん、アン・ヒースコットさん、マルコ・マセッティさん(エリックバーンアーカイブス)

Aさん;昨日に続き、2日連続で受講し面白かった。バーンが生まれた時の話からエピソード満杯。バーンの死去後、彼の娘さんが家を売ってしまう際、最後のバーンのクライアントが資料を譲り受け持って帰った。バーンは緻密な人で面談や自分の反省など全部記録していた。

バーンがどんなことで葛藤していたかわかる。経済的な不安、失う恐怖をずっと持ちつずけていた。自分は離婚したくなかったのにしてしまったが、実の子とはあまり会えなかった悲しみ。

6つのペンネームを持ち、文章、詩を書いていた。また車の設計をした事もある才人。自動運転装置の図面も呈示。心理学者以外のところが面白かった。

最初の著書はナチスのことを書いたから問題になり、警察に追われた。すぐにそれを取り除いて違うタイトルで出した。ユダヤ系だということでいじめを受けていた。人の痛みをよくわかる人。カウンセラーとして万能じゃなくて、合わないクライアントがいた。RC高いと合う。ACが高いと合わない。クライアントと別れる時、次のカウンセラーには愛してもらうんだよ。と伝えていた。

 バーンは契約と言う言葉は使っていなかった。「君はここで何を手に入れて帰りたいの?」当時のカウンセリングではそういう発想がないから、驚かれた。室城隆之さん(自我状態を体験しよう)

自我を見つめ直す。RC含め、6つの自我。いやな人を思いだしてくれ。それぞれの自我状態から、そのいやな人に対して、コメントをするというのがよかった。

 ◎トーマス・オールソンさん(中国の脚本)

中国の人の思想、孔子、孟子、老子の紹介。自然信仰的、自由な面と社会の階層に従順な面とがある。西遊記は中国人に影響を与えた。孫悟空はFC,猪八戒もFC、三蔵法師はNPとA。中国人の参加者がはうなずいていたのが印象的。

 ◎藤原勝さん、白坂和美さん(剣道とTA-日本文化と心理療法の共通点を探る)

剣道の上級者は竹刀で稽古するが、それを真神剣としてみる。恐れなどの気持ちが出るが質の高いトレーニングで心を無の状態にする。実際に、木刀でみんなにやってもらった。礼法の先生が参加。外人に礼法をどう教えるかということの参考になったとのご意見。

 ◎北山修氏(特別講演;私たちの表と裏)

著名な講師による、エディプスコンプレックスと日本の神話や江戸時代の絵画から思い起こさせるものがあって面白かった。

<閉会式>

閉会式では、大画面にこの3日間の想いでのシーンが次々と上映されました。ジョンヒースITAA会長の御挨拶の後、杉田大会長、繁田主催者委員長、島田日本交流分析学会第38回学術大会大会長のスピーチが続きます。

 そして大会準備委員会メンバーのご紹介。言葉は発せずに手をつないでの上下ウェーブでのご挨拶。最後はロールエンド。大画面にスタッフ一人ひとりの笑顔、お名前が載りました。

  

支援いただいた学生さんは立ち上がって感激しておられました。 来年8月はサンフランシスコ。またこの感動を味わいたいですね。

 <大会3日目、ガラパーティ>

場所をリーガロイヤルホテルに移し大会の締めくくりのイベントとしてガラパーティを開催しました。エリックバーンがITAAを立ち上げた時から最後のイベントで生バンド演奏でダンスがを楽しむという企画はあったそうです。その後、毎大会で実施されてきました。

 

今回は、三味線による黒田節、能の祝舞 「羽衣」を皮切りに、食事の合間に、海外からの発表者、参加者ともどもダンスを楽しみました。著名なTA人とともに写真撮影が出来るのも醍醐味です。

 

 

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