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2019年度 第1回 ゲシュタルト療法 幹事感想

【身体と気持ちに気づき、相手との心の距離を縮める】

2019年第1回TA研究部会で江夏亮先生(日本ゲシュタルト療法学会スーパーバイザー、江夏心の健康相談室代表)にご登壇いただきました。

 テーマは「ゲシュタルト療法~人と人との関係を深くする」ゲシュタルト療法の基本的な哲学・理論をご披露いただき、気づきの実習。立ったり歩いたり体を動かしながら、内面の気づきをパートナーに伝える実習は興味深いものでした。

 その後はカウンセリング実習。最初の4分間は黙って相手のお困りごとを伺う。次の4分間はカウンセラー役として相手のお話を伺いながら自分の身体に起きることに集中する。私の経験では相手が最初腰が痛いと言われると背中が固く重くなり、「パーと明るくなった」と聞くと屋外の祝賀会で鳩が空に放たれるようなイメージがして、気分も体も軽くなる。その体験と感覚をカウンセリング実習後相手に伝えます。お相手は嬉しそうに聞いておられました。そして役割交代。


 この実習を体験してわかったのは江夏先生がゲシュタルト療法の個人ワークで時々ご自分に起きた身体感覚・気持ちを短かく伝えられる意味がわかりました。クライアントにとっては、カウンセラーが自分に起きた身体感覚・気持ちを短く伝えてくれると「わかってくれているんだ」という共感してもらった安心感、そしてはっきりはわかっていなかった自分の気持ちが明確になりよりすっきりします。

 いいことを教えてもらいました。

(運営委員 藤原勝、吉田宏、鈴木三千世)

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