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運営者の声

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2011.2.19第8回幹事感想

本年度最後のTA研究部会は自主運営記念の会でした。

◎10周年の歩み;委員長の藤原から28年前に岡野嘉宏先生主催でスタート、10年前から会員有志による企画・運営に移行、現在に至る経緯をご紹介させていただきました。

◎記念講演;山本晴義先生(横浜労災病院勤労者メンタルヘルスセンター長)による「TAを活用したメンタルへルスケア」。会場をエネルギッシュに歩き回る山本先生、「つらいことがあっても生き続けていいんです」「日本人男性に自殺者が多いのは周りにつらい気持ちを話さないから」とはっとするようなお話に会場は魅了されました。

◎午後は、交流分析学会理事長の杉田峰康先生、生涯発達心理学(白百合女子大学教授)の田島信元先生によるパネルディスカッション。「経済的に横ばい、少し元気がない今の日本にTAは何ができるか」という大きなテーマに両先生から貴重なお話しをうかがいました。

「日本人の特質は“甘え”。これは他者を信頼するというベースであり活力の元。この良い関係の元に健全なFCを伸ばす。つまり、異種の人たちと交流する、新しい事に挑戦する事が重要」と杉田先生。

「20世紀の教育は多くの科目で満遍なく良い点を取る事だったが、21世紀以降は本人の特質にあったいくつかの能力を伸ばす機会を与える教育が必要。これは生涯有効。60歳になっても80歳になっても能力は伸び続ける」と田島先生。

あっという間の3時間半でした。

◎夜は記念パーティ。過去おいでいただいた先生方(白井幸子先生、江花昭一先生)、タイアップ先の代表の方々のご出席のもと、楽しいひと時を過ごしました。

(運営委員長 藤原 勝)

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