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2017年度第1回TA研究部会幹事感想

617日 小川邦治先生の最新の人生脚本】

2017年度の第1回TA研究部会は小川邦治先生(西南学院大学准教授、TA協会理事長)の「人生脚本 ~その変遷と現在~」でした。参加された方々は最新のTA理論に驚き感銘を受けたようです。

 

◎午前中はTA理論の変遷の講義。

創始者Eバーンは精神分析・行動主義・人間中心主義の3基盤からTA理論を構築。

TA初期(1960年代)は古典派、カセキシス派、再決断派に分かれ発展する。日本にはMジェームズなど元気で盛んだった時代の米国TAが入ってきて現在に至る。

1980年代はTA中期、米国は停滞(後継者を創るトレーニングはヴァンジョインズの他はしなかったから)、欧州は精神分析と融合して発展する。

現代のTA 2000年代)は欧州中心に「関係性のTA」(いわゆる青本)、組織に関する「システミックTA」、我々・彼らなど集団を意識する「共創TA」の3系統で発展。

◎午後は人生脚本の講義と実習。Eバーンは「脚本は幼児期に決断した無意識の人生計画」としたが、幼児期以降は変えられないのかという批判があった。現代の脚本は「個人によって創られる意味の世界で、対人間・関係性の側面や文化の側面を持つ物語」とされる。これはうれしい体験だけでなくつらく悲しい体験も含めて神話として織りなして形作っていく自己の人生ストーリーとして前向きなとらえ方が出来るので非常に気持ちが明るくなります。

◎小川先生の講座は、参加者が机なしの椅子でのレイアウトで、真ん中の空いたスペースに先生が説明用の文字が書かれたシートを置いていくというスタイル。その都度意外性があります。また数多くの2人,3人の感想のシェアがあるので気づきが広がり学習効果の高い学び方と思いました。(TA研究部会運営委員長 藤原 勝、運営委員 橋本由香)

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