2024年度運営委員の声 2024年10月 牛尾 巧先生
2024年10月19日(土)にはTA研究部会2024年度第4回を開催しました。New!
当日は、株式会社しちだ・教育研究所国内営業部 特別マネージャーの牛尾巧先生をお招きし、「眠っている潜在能力を呼び覚まそう ~自分がいちばん自分を知らない~」と題してお話しいただきました。大変好評でした。
【幹事感想】
TA研究部会 10月度講座 10月19日(土)10:00~16:30
「眠っている潜在能力を呼び覚まそう」~自分がいちばん自分を知らない~
TA研究部会10月度講座には、島根県江津市より上京いただき、しちだ教育研究所の牛尾巧先生に1日熱心にご指導いただきました。イメージトレーニング、記憶法、認知機能検査等ワークを交えての色々な手法をご教示いただきました。以下、牛尾先生からご教示いただいたワークやお言葉を紹介させていただきます。
先代の七田眞先生の言葉、「でも、だって、どうせ」は禁句、遊び心が大切とのこと。現代人の集中力は金魚以下の8秒。脳の重さは何キロの質問が出て、5kgとか2kgとか意見が出ましたが、実は1450gとのこと。脳は意外と怠け者なのだとか。褒められると伸びるし、好きなことには研究熱心等。
潜在能力の事例として、ビーカーに入れたノミは最初はビーカーを飛び越える能力はあるが、ビーカーに蓋をすると飛び越えなくなる。潜在能力は変化するということ。
白黒のイラストを表示され、参加者にイメージを聞いて回ると、女性の顔に見える意見が多く、でも逆さにすると犬のイラストでした。文字を見ての「スベスベカスベ」どんなイメージと聞かれるとすべすべの・・・・と、実は北海道のカスベという魚エイだとのこと。要は、認識がない言葉には、イメージが湧いてこないとのこと。次は、指を使ってのワーク。ペアになって相手の手のひらの間を通すワークでは、どのように感じたかの問いには暖かさを感じたとか、ピリピリした等の感想。
呼吸には無意識呼吸と丹田呼吸があり、丹田呼吸をすると、セロトニン(リラックス)、ノルアドレナリン(やる気)、ドーパミン(楽しい)が出て、活性化されるとのこと。
記憶法しては、ボディペグ法が紹介され、日本の河川の長い順の名称を例えば「あたま」と一番長い川の信濃川をペグ付けし、「ひたい」と利根川等と夫々記憶すると覚えやすいとのことで、な~るほどと思いました。
認知機能の維持には手指を使うのが効果的です。例えば、じゃんけんで、左右で違うものを出す等。シートを使っての認知機能検査では、簡単な計算の繰り返しで、2分15秒以下なら正常とのことです。80歳以上の4人に一人が認知症発症しているのが現状とのこと。
シートを使っての音読も実施しました。前頭前野が活性化し、集中力アップ、記憶力アップ等、認知機能の維持に有効だと。
笑うことの効果についても、認知機能を維持するのに有効だと。特に、人間は唯一笑いを授けられた動物とのことに改めてその通りと認識しました。
最後に七田厚先生のメッセージが紹介され、
『やってみようと思い始めた時、最大のストッパーになるのは、「でもな~、私なんて」と思ってしまう自分自身。「もっと、自分の未来に期待してください!」』
一日の楽しいセミナーに幕を閉じました。
10月度講座幹事
鈴木三千世 吉田 宏