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2013年度第3回運営委員感想

 9月7日(土)には全国町村会館で2013年度第3回TA研究部会を開催しました。当日は、OH I フリースペースゆう 代表の矢野 裕一先生に「カウンセリングとTA~親からの禁止令を乗り越えて~」と題してお話しいただきました。運営委員(幹事)の感想を掲載します。

【運営委員(幹事)感想】

 今年8月に日本で初めてTA国際大会が大阪で開催されて、『交流分析による人格適応論』の著者であるヴァン・ジョインズが来日されました。 その『交流分析による人格適応論』の翻訳者のお一人の矢野裕一 先生をお招きして、「カンセリングとTA ~親からの禁止令を乗り越えて~ 」と題してのご講義を9月7日に開催しました。

 午前中はTAの歴史を振り返る形で、精神分析から交流分析への流れから、人生の脚本が出来るまでを分かり易く解説頂きました。 そして、幼児決断(リトルプロッフェッサー)が何者で、どの様に出来るかを図解(二次構造分析)しながら詳しくご説明して下さいました。 生育暦に関わる環境において、母子関係をJohn BowlbyのAttachment(愛着)で考える内容を、より詳しく深く理解出来るように、とっても解かり易い身近な事例でお話して下さいました。 参加者の方からも、とても気さくな自然体な方で、お話も分かり易く面白くてユーモアがあるお人柄で好感がもてたとの感想も御座いました。

 午後は、矢野先生が実際にカウンセリングされてるクライアイントとのセッショの貴重な音声を聴きながらのご講義で、所々でアプローチに対する解説を織り込みながら、カウウセリングとTAの関係から、そして実際にクライエントが人生脚本からの脱出に至るまでのカウンセリングの流れを音声体験させて頂きました。 

実際に個人カンセリングをされてる場面に同席させて頂けるケースが少ない中で、クライアントに寄り添いながら、「クライアントご自身が気づかれるタイミング」を辛抱強く待ち続けるとっても受容的な矢野先生のカウンセリングセラピーの職人技を音声体験させて頂けたのは、大変貴重な素晴らしいものとなりました。

そして、矢野先生が 『カウンセリングは、手のひらに言葉をのせて相手に渡すもの』と、おっしゃられた言葉がとても印象的でした。 改めて第3回の会にご協力、ご参加頂きました皆さまに、感謝、お礼を申し上げます。ありがとう御座いました。 そして分かり易いご講義をして下さいました矢野 裕一 先生、ありがとう御座いました。

(運営委員 鈴木三千世 )

 

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