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2018年度第1回TA研究部会幹事感想
【6月16日 「創造的に生きること芸術と医療の接点」~輝く命と心~】
今年度から会場を「銀座TKKセミナールーム」に変更し、医療現場の最前線で日夜活躍されている稲葉先生をお招きして、「創造的に生きること芸術と医療の接点」~輝く命と心~をテーマに2018年度第1回TA研究部会を開催致しました。
新しい会場については、初めてのこともあり、色々と心配ごとがありました。会場は自分たちで準備し、後片付けする。土足厳禁なので参加者の履物は各人にビニール袋を渡して自己管理してもらう等、今までとは違う配慮が必要でした。運営委員の協力を得ながら準備を進め、何とか開催当日を迎えることができました。
当初、非常にご多忙な先生ですので、お立場上、緊急対応もありかと万が一のことも心配しておりましたが、当日はほぼ時間通りに講座を進めていただき、改めて稲葉先生に感謝申し上げます。当日の参加者は40名でしたが、落ち着いた会場の雰囲気もあり、順調に進み、無事講座を終了致しました。
先生が仰るには「自分には一歳の子供がいるが、元気はつらつ、まさにTA研究部会の年間スローガンの輝いて生きる。問題は大人になっても如何にその心を持つかが課題である。」
先生のとても興味深い身体の仕組みや細胞の話をお聴きして、細胞1つ1つにも身体から発している信号があって、より身体が何を云ってるのか意識を向けて身体の声を聴く事が大切。意識・無意識も、心や感情だけでなく、人間の身体が進化して行く中で変化して行った生体・宇宙との繋がりから来てるのもあるのかなぁ?と思いました。そういった事を表現しているのが、芸能や芸術だったりするのだろうと思いました。
講座の最後の方で自閉症でありながら素晴らしい感性で詩を創作される東田直樹さん、三重苦を克服されたヘレンケラーの動画を見せてくださって感動しました。闇の世界だったのが、言葉(記号)を知って周囲の人の意思疎通でき光が見えた幸せを表現されます。また彼/彼女を取り巻く人々との絆が感動的でした。東田さんに米国の作家が「自分の子供も 自閉症だが、親として何かやることはあるか」と尋ねると「今のままで充分です。自分のために犠牲になって欲しくない。子供にとっては親の笑顔があれば十分」との回答。 お互いの思いやり、絆があって闇と光はつながりますね。
これは余計なことかもしれませんが、先生の服装はお医者さんというよりも芸術家を思わせる雰囲気でした。ハイ!
以上
TA研究部会委員長 藤原 勝、運営委員 鈴木 三千世、吉田 宏