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2019年度 第6回 身体は語る ボディサイコセラピーⅡ

2019年度 第6回 身体は語る ボディサイコセラピーⅡ 幹事感想

【身体は記憶を持っている】

 12月のTA研究部会はバイオインテグラル・サイコセラピースクール・ディレクターの国永史子先生の「身体は語る、ボディサイコセラピ2―身体でわかる私たちの生き方」でした。


 午前は理論。人の記憶は脳内の「海馬(かいば)」が司ります、海馬の機能が壊れている人への実験で治療家が握手した時に小さな痛みが走るような仕掛けをした。次に会う時にその患者さんは握手をしなかった。何故ですかと尋ねると「何となく嫌な感じがしたから」との事。

 脳の記憶がなくても体が痛みを覚えていると言う事です。

 

 今回は人の愛着について色々な事例をご紹介いただきました。

 赤ちゃんが一番信頼感出来る母親との距離は25cm。これは授乳されながら母親の目が見れる距離です。赤ちゃんは母親の目が自分を見ていること、母親の目に映る自分の姿を見て安心するそうです。

 赤ちゃんと母親の実験も興味深いものでした。赤ちゃんと母親を同じ部屋に入れおもちゃで遊ばしておいてしばらく母親が離れます。母親が戻って来た時の反応は4つに分かれます。

①甘えてる

②無視する

③ずっと泣く

④パターンが不定

 自分はどのパターンか5人で話しましたが、いろいろ意見が出ました。概ね②の自立タイプが多いようでしたが、国永先生がおっしゃるのは「成熟している(休日も勉強しに来る)」集団だそうです。

④がトラウマが合ったり境界例の方が多いそうです。

 

 午後はひたすらボディワークの実習。集団の中で孤独を感じるのも自然ですが、他者と関わり親密さが増すことで恐怖や不安が無くなる体験をしました。相手とスキンシップし協働しながら声を出し全力で身体を動かすのはすがすがしい体験でした。

(幹事:藤原、和智、吉田宏)

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