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2021年度運営委員の声 2021年7月 星野文紘先達

<幹事の運営委員の声:7月度 星野文紘先達の講座>

7月度TA研究部会は、羽黒山伏 羽黒山宿坊 大聖坊13代目 既修松聖の星野 文紘先生(先達)を講師にお呼びし、「答えは自分の感じた中にある~清々しく生きるための山伏ヒント~」をテーマに皆さんと一緒に学ぶ一日でした。

星野先達との事前打合せでは、先達は参加者の反応を見ながら、その場で思い浮かんだ感覚を活かして話を進めるとのことで、特に配布資料は準備せずに当日を迎えました。会場入場されて、まずは「ほら貝」を吹かれ講座をスタートしました。最近NHKで放映された「山伏、現代(いま)を駈ける~祈りの山 出羽三山~」のDVD(1時間)を参加者全員が視聴しました。山伏の日常や修行の様子を見ることができました。3日間の山伏修行体験ツアーに参加された方々の様子では、常に「うけたもう」と返事のみ、私語は厳禁、黙々と行進する参加者はそれぞれ厳しい顔つきです。

行進に遅れた年配の参加者には先に行かせて自分のペースで歩くよう先達が促し、最終的に最後までたどり着た時にはその参加者もほっとした様子でした。参加者が最後の日に清々しい顔つきでそれぞれ帰っていくのが印象的でした。

山伏がほら貝を吹くのは、海のほら貝は山からの滋養を吸収して成長するので、山への感謝を伝えるためとのことです。

先達は、「考え過ぎはネガティブ、感じることはポジティブ」と、答えは自分の感じた中にあると説かれます。ゲシュタルト療法やTAのあるがままに通じると感じました。

最後に「魂振り」のワークを行いました。二人ペアになって相手の身体にそっと手を置き、軽く振動させると相手の緊張が解けだして子供に帰ったような顔つきになるのです。交互に交代しながらこの体験を共有することで、身体も心もゆったりした気分でこの講座を終了することができました。

(担当幹事 鈴木三千世、吉田宏)

 

 

  

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