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2021年度運営委員の声 2022年2月 越川房子先生

<幹事の運営委員の声:2022年2月度 越川房子先生の講座>

【マインドフルネス・パートⅡ~ ネガティブな感情と巧みにつながるスキルを学ぶ ~】

2月度のT A研究部会は越川房子先生(早稲田大学文学学術院教授、日本交流マインドフルネス学会理事長)の「マインドフルネス・パートII〜ネガティブな感情と巧みにつながるスキルを学ぶ〜」でした。

 導入のエクササイズは、カタカナの「ン」と「ソ」という似た文字がスクリーンに現れ、「ソ」だと手をたたくというゲームです。会場とオンライン同時に約40名の参加者が真剣に取り組むのですが、叩くときでないのについたたいてしまうことがあり、笑いがこぼれるという楽しい雰囲気で始まりました。

 このエクササイズについての越川先生の解説は「わずかな差に好奇心を持って注意を集中すると気分がかわります。心の不調の原因は症状や悩みから注意が離れないことで、このエクササイズを行うとその時は悩みから注意が離れられます」ということでした。

 マインドフルネスの講義のあと、生まれて初めて体験するかのように「見て」「触って」「嗅いで」「聞いて」「味わう」という五感を使ってレーズンなどで体験する。確かに、わかっていると思っているものが新たな発見があるという体験でした。次は、呼吸瞑想法で腹部を感じながら、瞑想しているのですが悩みや気になることに心が離れて散歩に行っても戻ってくるという体験をしました。心の筋肉や心の柔軟性を鍛えるエクササイズです。その後、講義とエクササイズを重ねマインドフルネスについて学びました。

 <マインドフルネスで大事なこと>

・マインドフルネスを行い「今ここ」の自分の感情、気持ち、考えに気づく。

・「今ここ」の自分の感情、気持ち、考えを「あるがまま」にうけい入れる。

・心が散歩に出かけるのは心の本質。(気になること、ネガティブなことなど様々なことを思い浮かべてしまうことは自然なこと)

・次に何がおくるのだろうと「好奇心と思いやり」持って穏やかな注意を向ける。

越川先生の笑顔・優しい声にうっとりし、様々なエクササイズと解説で心も身体も洗われたような1日となりました。

(担当幹事 吉田宏、吉田謙)

 

  

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