２０２２年７月９日(土)　には、豊橋技術科学大学 情報・知能工学系 教授の岡田美智男先生をお迎えし、「＜弱いロボット＞的思考のすすめ～お互いの＜弱さ＞を補いあい、＜強み＞を引き出し合う関係～」

と題してお話しいただきました。会場で受講された方々の主な感想、オンライン(Ｚoomによるリモート配信)で受講された方々の主な感想は以下のとおりです。

・ロボット（しかも弱いポンコツ）を切り口にTAを改めて理解するのに役立ちました。

・弱いロボットというテーマにひかれて参加しました。大変良かったです。

・ロボットの話でありながら、深いものを与えていただきました。「不完全なこと」を受け入れることでWeになる。少し引き算して、あらたなスペースにちょいつけ足しをする＝有能感・自律性・関係性そのもののように感じました。「無機質」なロボットが道具ではなくなる。親しみを感じました。

・お互いに「不完全である」ことからという言葉は印象的でした。小学生・中学生・高校生のみならず、社会人にも役に立つ考え方だと思いました。

・「自立する」＝依存度を増やすこと、分散させておくこと、には自分の仕事のとらえ方を考えたいと思いました。頼りあう関係がこの先の時代、大切だと思いました。

・エンジニアリング＋ブリコラージュの形で仕事が進むとどうなるのか⁈ やってみたくなりました。

・ブリコラージュの考え方はとても新鮮。自分の生き方につながる。これは対人関係だけでなく、対自然、対運命にもつながりますね。深い講義でした。

・自立とは「だれの助けも借りずに、ひとりで出来ること」と、ずっと思ってましたが、「依存先を増やすこと！それを分散させておくこと」により、自立していくというのは、新たな発見と共にありがたい気づきを頂きました。

・他者とのカップリングで雑談をするという行為が、不完全な会話のやり取りにお互いのストローク交換出来ているように感じられて、親交・親密さを感じさせて頂きました。

・「弱いロボット」の発想は、コミュニケーションを活発にしたり、周りの人がかかわる人の能力を高めたりすることがよくわかりました。コミュニケーションについてあらためて気づくことができました。

・弱いロボットの色々をご説明いただいて、改めて不完全さの大切さを学びました。そこに関係性が生まれて幸せな気持ち、WIN/WINの関係を感じました。

・あり合わせのモノをかき集めて、当面の課題を解決するブリコラージュに取り組んでいます。ありがとうございました。

・現代社会は分断された競争社会になっているが、ブリコラージュという概念から完璧でなくてもいいんだという優しさにとてもなぐさめられました。

・おもしろい！テーマでした。いつも感動をありがとうございます。

・TAだけではない、色々なコミュニケーションをとる方法などの隣接領域の学びの体験をしたいと思います。

・本日はありがとうございました。

・ブリコラージュや弱いロボットの役割など新しい情報が新鮮だった。目からうろこの内容がたくさんあった。

・テーマを見て弱いロボット・・・？という感じであったが、コミュニケーション等に深く関わっている取組みをなさっていることが分かり、今の自分の周りの状況や世の中の在り様を考えるうえで、とても大切な視点を与えてくれたと思います。これからを支えることも達の意識を「弱いロボット革命」で少しずつでも変えていただくことをとても期待したいと思います。ありがとうございました。

・いつもとても参加しやすい環境をご提供いただき、ありがとうございます。

・弱い不完全なロボットが人間の優しい心を引き出す。なんでも完全性を求められ、完全に出来上がったものを求める今の時代ブリコラージュは日常の生活の中に必要なことだ思った。

・情報量が多く中味が濃かったです。弱いロボットを通して、人同士のコミュニケーションについて貴重な知識と気付きを頂きました。TAに通じるところも多く、新しい切り口でTAをとらえる事にもつながり知識の幅が広がった思いがします。今日の講座の色々な場面に素敵な言葉と知識がちりばめられていました。「人は人の世話をしないではいられない存在」のところでは「そうそう、そうすると愛情ホルモンのオキシトシンが出るようになってるんだものね」とか、弱さの強みということでは、TAのドライバー「強くあれ(感じるな)」でなくていんだよねと思いました。他にも、WE are OK、Co-Creative TAに通じるところもありました。ブリコラージュの話は「FC」の自由性、創造性、楽しくやる、という事につながる。とにかく発想が面白い、楽しい、素晴らしい　ご講義を有難うございました。

以上