2022年度運営委員の声 2022年10月 鈴木佳子先生
2022年10月15日(土) には、臨床心理士・公認心理士・国際TA協会認定セラピスト(臨床)で青山学院大学学生相談センター・主婦会館カウンセリング室・青山メンタルヘルスでご活躍の鈴木佳子先生をお招きし「セルフ・リペアレンティング~自分で自分を育ててリフレッシュ」と題してお話しいただきました。
運営委員(幹事)感想は以下のとおりです。
【幸せになるのに遅すぎることはない】
10月度のTA研究部会は鈴木佳子先生(青山学院大学学生相談センター)による「セルフ・リペアレンティング~自分を自分で育ててリフレッシュ」でした。
セルフ・リペアレンティングはミュリエル・ジェームズが唱えた理論ですが、鈴木先生が応用して「オリジナルな親」を自分の中に作り「希望をもって自分をさらに自由に幸せにしていく」ことを目的にしています。
TAの国際資格をお持ちの鈴木先生らしく、人生脚本、ドライバー、禁止令をわかりやすく説明し、自分に当てはまるものを書きそれを「新しい親」からどういうメッセージをもらうかを考えた参加者と話し合う実習で気づきが増していきます。
鈴木先生は人生脚本を変えるには、まず人格適応論で自分に気づき、再決断し、セルフ・リペアレンティングで定着させていくのが経験上確実だとおっしゃいます。
印象に残ったのは鈴木先生ご自身が明るく元気な事。ミュリエル・ジェームズのワークショップで手に入れた「幸せになるのに遅すぎることはない」と英語で書かれたTシャツを着てはつらつと講演されていました。
最後にセルフ・リペアレンティングを日常のカウンセリングにどう使っておられるのかとお聞きすると「まず自分がOKであると
感じること。好きなことをし人生を楽しむこと。そして相手(クライアント)のOKのポイントを探し,OK感をもってもらうこと」とのこと。
このOK感は、今できていなくても今後良くなりそうだという希望でも構わないとのこと。
自分の日常の生き方に気づき、希望を持った一日でした。
(10月度幹事 藤原 勝、橋本由香)
藤原 勝 橋本由香