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2022年度運営委員の声 2022年11月 島田凉子先生

2022年11月12日(土) には、人間総合科学大学大学院教授で国際TA協会認定セラピスト(臨床)の島田凉子先生をお招きし「ケースに学ぶT Aセラピー〜コ・クリエイティブなスタンスで心も身体もリフレッシュ〜」と題してお話しいただきました。

運営委員(幹事)感想は以下のとおりです。

 午前中、コ・クリエイティブT A(共同創造のT A)の考え方について講義がありました。島田先生自身の体験を通して分かりやすく、解説いただきました。

従来のOKな“I”と“You”に加えO Kな“We”がセラピーの主体となるというものです。治療のプロセスではCとPの相補的で転移・逆転位の交流、PとAまたはCとAの交差的で部分的転移の交流がありますが、対決することではなく共感的に共同で深く理解することにより、共同創造が生まれます。「共感をベースとした信頼関係の中で、現在中心の健康なやりとりの場を一緒に創る。関係性への参加意識を持つことによって、健康度を上げる」ことにつながります。“Integrating Adult”(統合するA)を強化の必要性を強く感じました。

 ドライヴァーを分かりやすく説明いただくとともに、会場及びリモートの参加者全員の自己紹介があり、親近感・信頼感が生まれました。午後からは、3〜4人のグループに分かれてのワークを行いました。5つのドライヴァーについて一つひとつ参加者自身の体験を語りました。語るうちに、自分のドライヴァーへの気づきが深まると共に、他の方の体験に共感しました。互いに信頼感が増してゆき、共同創造の場になりました。その都度各グループからの発表があり、参加者全員に信頼が醸成され、「共同創造のT A」を実感しました。

 最後に、アラウアーの解説と共同創造のスタンスはドライヴァー行動(防止)に有効という解説がありましたが、ワークを通じて実感していましたので、とても納得感がありました。

 島田先生には、とても良い雰囲気を作ってご講義いただき、感謝いたします。

「心も体もリフレッシュ」された1日になりました。

 

(担当幹事 吉田謙、杉江伸一朗)

  

 

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