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2022年度運営委員の声 2023年1月 下平久美子先生

2023年1月14日(土)には、今こそ「気づき・自発性・親密さ」を~三密自粛の影響と対応をTAで検討しよう!~と題して日本交流分析協会j前理事長で株式会社リファイン代表取締役の下平久美子先生にお話しいただきました。                                                                       

運営委員(幹事)感想は以下のとおりです。

1月度講座は下平先生にご登壇いただき、今こそ「気づき・自発性・親密さ」を~三密自粛の影響と対応をTAで検討しよう!~をテーマに一日講義いただきました。

まずは、交流分析の概要をお浚いしながら、TA7つのジャンルとディスカウントについて、説明され、続いてグループ討議に入り、三密・外出自粛から身近に起こっている事柄を7つのジャンルとディスカントに対比しながら洗い出すというワークを行い、参加者全員が一人ひとりが起こっている事柄をシェアし合いました。

続いて、やりとり分析について、詳しく丁寧に講義され、ストロークの種類について言及され、肯定的無条件ストロークについてグループに分かれて議論・洗い出しを行い、全員シェア。一方、女優としても活躍されている下平先生は、昨年11月都内劇場にて、座長として「迷走、あるいは、残照。」を主役として公演されました。解離性同一性障害の主人公は7つの人格を持っており、この芝居の中の一部の台本を参加者が読みながら演じるというワークを行いました。3~4人のグループに分かれて、7つの人格をTA的にPACに対比しながら演じるという初体験でした。参加者によってはその人物にナリきり熱演する方がいる一方、淡白にセリフを語られる方もいて、かなり盛り上がりました。実は、この公演について、ネット上での下平先生の女優としての評価が出ておりました。解離性障害を持つ主人公を演じるには並大抵の力量では演じきれないと演出家の考えでしたが、下平先生は見事に演じ切っていると大絶賛のコメントが載っておりました。

最後に二人づつに分かれて今日一日学んだ内容をレビューするワークを行いました。一人が5分間話しきり、片方がひたすら傾聴するというワークでした。この後、全員が今から目指すテーマを一人ひとり宣言し、幕を閉じました。

参加者からは、下平先生のパワーをいただき、元気になったとの声が多く寄せられていましたし、発声、立ち姿と流石は女優ですねと賛辞が寄せられていました。

幹事として感じたことは、三密自粛の状態ではストローク不足を感じている方が多いと思われます。肯定的無条件ストロークについてグループ討議を行いましたが、ストロークを受ける方のその時の心の状態によっては感じ方も異なるのではと思います。無条件肯定的ストロークとは何なのかと改めて考えてしまいました。

先月の講座でも、ポジティーブな考え方をしようと参加者が再認識したのですが、今回の講座でもできるだけ肯定的行動を目指そうと改めて認識する講座となりました。

以上

(担当幹事 鈴木三千世、      吉田宏)

  

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