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2022年度運営委員の声 2023年3月 TA実践事例発表会

【4つの分野で交流分析の活用!TA実践事例発表会】

3/11(土)は2年に一度のTA実践事例発表会(オンライン)。コロナ禍で開催しない年もあったので4年ぶりです。

 4人の発表者は説明も慣れておられ職場や地域でのTAの活用も具体的にお話され参加者からは好評でした。以下、個別にご紹介します。

1.大瀧均氏「おしゃべりカフェへのTAの活用」

  大瀧氏は企業で働くエンジニアですが、自分の癖を直そうとカウンセリングやTAを学ぶ内にその虜になってしまったそうです。大瀧氏の住む山形県庄内地方はTVドラマの「おしん」の世界。気候も厳しくつらいことがあっても愚痴は言わずひたすら耐える文化。エゴグラムで他県との違いも顕著でした。(他人に優しく、素直で従順)気楽に語る「おしゃべりカフェ」を開いたら気持ちが楽になる方が増えたそうです。

 2.杉江伸一朗氏「社内研修等で簡単に活用できるTA実践事例紹介」 

 杉江氏は民間企業のマネジメントの経験を活かし、企業向け研修の講師や講演会の講師として全国各地で活動しています。多い時には年間120回以上の企業向け研修や講演を実施されていた杉江氏ですが、講演のテーマも「良好なコミュニケーションによる元気な職場づくり」以外に考課者訓練やコンプライアンスなどにもTAを活用された事例を具体的にお話しされていました。「楽しくわかりやすく」がモットーのようでストロークやFC開放のエクサイズをどう展開されたかの具体事例に参加者からも参考になったという声がよせられました。

 3.大久保ゆう子氏「メンタル不調者へのTAゲシュタルトの応用」

大久保氏は公認心理師でプロのカウンセラー。何度も不調を訴えるクライアントにエンプティチェアなどゲシュタルト療法のアプローチを行いました。 カウンセリングスクールの講師もおやりになっていて、クライアントの状況を脚本、禁止令、ゲーム、人格適応論などでTAの知識がない人にもわかりやすくご説明いただきました。

 4.吉田謙 氏「発達障害の人たちへのTAの活用」

吉田氏はメガバンク定年後、発達障害の人の支援を行っています。発達障害について自閉症、アスペルガー、注意欠陥多動性症候群(ADHD)と具体的な症状、気づき方を説明をいただきました。 よく整理されて理解出来ました。TAの面から捉えて対応すると魔法のように解決した実例3つを紹介いただきましたが、やはりストロークが大事なんだなあと実感しました。

 

(担当幹事 藤原 勝)

 

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